Switch 主な機能
Switch では Switch コアエンジンを中心に、目的の操作にあわせてモジュールを追加して拡張することが可能です。
Switch コアエンジン
ファイルのソート、回覧、追跡などのファイル管理をパワフルに実行します。PDF ファイルの分割や統合などのような PDF 特有の作業もサポートしています。
さらにファイル名変換や、ファイルの内部データ(メタデータ)に基づいて、どのようにファイルを進行させるかを決めることができます。
主な機能:
- Switch Server と Designer(同一コンピュータ上で)
- フローのデザイン(設計)
- フローの実行
- FTP 送受信
- メール送受信
- ビルトインツールの利用
- 階層情報とメール情報(内部メタデータの解析)
- 問題ジョブ
- 階層分析
- 階層保管
- 階層パスを設定
- ジョブ分割
- ジョブのグループ解除
- ジョブの統合
- マルチジョブの分割
- プリフライトのステータスで仕分け
- 圧縮
- 圧縮解凍
- PDF を分割
- PDF を統合
- ジョブのホールド
- ジョブの挿入
- ジョブのリネーム
- ファイルタイプ
- ジョブの仕分け
- ジョブ情報のログジョブ内のファイル仕分け
- XSLT 変換
- ゴミ箱
- ジョブバック
- ジョブバック開封
- 受信確認の監視 など
Switch コンフィグレータモジュール
Switch にはコンフィグレータモジュールと呼ばれる外部アプリケーションを Switch のフロー中に簡単に組み込むことができる機能がオプションとしてあります。
コンフィグレータモジュールを利用することで、Switch 上で対応する外部アプリケーションの設定を行うことが可能です。
Switch クライアントモジュール
Switch フローへジョブを入稿するためのクライアントプログラムを使用可能にするモジュールです。
Switch クライアントモジュールには、5クライアントライセンスが含まれています。必要なクライアント数を追加購入することができます。
主な機能:
- Switch クライアントのセットアップ(チェックポイントやサブミットポイントの設定)
- Switch クライアントの接続
- 送信ポイント
- チェックポイント
- メールチェックポイント
データベースモジュール
データベースアプリケーションと Switch 間のコミュニケーションを実現します。Switch が使う変数をデータベースから採用可能です。ジョブ完了時にデータベース内の情報のアップデート等が行えます。
主な機能:
- データベースコネクト
メタデータモジュール
XML や JDF チケット、XMP データ内の情報を取り出して利用することができます。例えばファイルの行き先や、ジョブの直接実行など、Switch が使う変数をメタデータから採用できます。
主な機能:
- 変数と読み取り専用メタデータの取り扱い(EXIF、IPTC、XMP)
- 外部 Xpath メタデータへの書き込みおよび更新
- 外部メタデータ(XMF、JDF)や書き込み可能な埋め込みメタデータの取り扱い
- XML 抽出
- JDF 抽出
- XMP 抽出
- XMP 挿入
- オペーク抽出
- メタデータ書き出し
スクリプティングモジュール
完全なSwitch APIへのアクセスを提供するSwitchアプリケーションであるSwitchScripterを使用して、独自のスクリプトを開発、実行、デバッグすることができます。特定のニーズを満たす追加機能を実装することも、独自のスクリプトを作成して、スクリプト実行可能なサードパーティアプリケーションとやりとりすることもできます。
スクリプトフローエレメントを使用して、スイッチフローで独自に開発したスクリプトを実行します。
Enfocus community(https://forum.enfocus.com)
Enfocusユーザーフォーラム(英語)では、スクリプティングについての質問に対する回答を見つけることができます。便利なヒント、トリック、情報などが豊富に用意されています。スクリプトフローエレメントを使用して、スイッチフローで独自に開発したスクリプトを実行します。
パフォーマンスモジュール
このモジュールは、複数のプロセッサおよび RAM メモリを大量に含む高性能なハードウェアの処理能力を活用して、Switch コアエンジンの性能を高めるために使用されるモジュールです。この性能を最適化することも実質的にワークフローの効率を増加させる同時処理を可能にします。通常、4タスク並列処理しますが、このパフォーマンスモジュールによって、12タスク並列処理へ拡張します。
アンリミテッド・パフォーマンスモジュール
ハードウエア構成を最大限に活用して、Switch コアエンジン性能を無制限の並列処理を可能とします。
ウェブサービスモジュール
スイッチWebサービスモジュールを使用すると、自社のWebポータルからスイッチを統合して、それを世界中に公開することができます。 無制限のユーザーが、Webサイトから無制限にファイルをアップロードしてダウンロードできるようにすることができます。
スイッチWebサービスモジュールは、ジョブクライアントデータに簡単にアクセスするREST APIとして提供されます。すべてのジョブ関連RESTコールは文書化されており、簡単に開発できるようにサンプルコールが含まれています。ジョブのアップロードとダウンロード、メタデータの挿入と抽出 – 可能性は無限です。
- 自社のWebポータルにスイッチクライアント機能を追加する。
- 無制限のユーザーがアクセス可能。
- 送信ポイントとチェックポイントを実装する。
PDF Review Module
スイッチで電子メールソフトプルーフを自動化
- PDFソフトプルーフ用のブラウザベースのインターフェイス
- スイッチで完全にカスタマイズ可能
PDFレビューモジュールは、シンプルで効果的なPDF承認ツールです。これは、従来の電子メールを活用したPDF承認作業を自動化して置き換えることができるように設計されています。
電子メールでのやり取りを、この仕組みに置換、作業工数の軽減 Webサーバーにアップロードされた入稿PDFファイルは、入稿者にストリーミングされます。この仕組みでは、添付可能な低解像度のPDFを保存して電子メールで送信する作業の必要はありません。
レビュー表示専用のソフトウェアは必要ありません
インターフェイスはブラウザベースで、PDFファイルは入稿者にストリーミングされます。
入稿者の管理、ユーザー管理は必要ありません
PDFレビューモジュールは、電子メールで返信する固有のURLを生成します。入稿者は、返信を受け電子メール本文中のリンクをクリックすることで、インターフェイスにアクセスして入稿したPDFの承認を行うことができます。
■ この仕組みがどのように動作するのか、ご紹介します
- PDFファイルがスイッチフロー内のPDFレビューアプリケーションに到達すると、そのファイルはWebサーバーにアップロードされます。
- アップロード後、固有のURLが明記されたメールが入稿者に送信されます。
- 入稿者はリンクをクリックします。入稿したPDFファイルは、プリプレス現場で必須のオーバープリントや透過性のサポートを備えたブラウザベースのビューアで開きます。
専用のソフトウェアをダウンロードまたはインストールする必要はありません。 - 入稿者が承認すると、PDFファイルはスイッチに戻され、作業フローの適切な位置に運ばれて行きます。
■ ツールセット
承認用のインターフェイスでは、次のツールを利用できます。これらは、スイッチでカスタマイズ可能なので、入稿者にとって理解しづらい、または必要とされていないツールなどをコントロールすることができます。
- 色分解ビュー
- 濃度計ツール
- レイヤービュー
- ドキュメント情報表示
- ワイヤーフレームビュー
- インク量確認ビュー
- 標準的なPDFの付箋機能を使用した付箋注釈マークアップ
※クリックすると拡大表示できます
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■ セットアップとライセンス
PDFレビューモジュールは、2つの部分を構成します。1つ目は、スイッチフロー内で使用されるAppです。
2つ目は、PDF Review Webサーバーで、こちらはどこにでもインストールできます。
- 社内ネットワークまたはDMZ。
- 外部のデータセンターまたはクラウドサーバー。
- クライアント側、HTML5ブラウザでのPDF承認、タブレットとデスクトップに対応する。
PDFレビューモジュールには、5つの同時アクセスライセンスが同梱されています。これは、5人の入稿者が5つの異なるPDFファイルを同時に閲覧し、承認できることを意味します。必要に応じて追加のクライアントライセンスを購入することができます。
PDFレビューモジュールを追加するためには、「Switch Core Engine 13 アップデート1」以上が必要です。自動化と効率を最大限に高めるには、スイッチメタデータモジュールを含めることをお勧めします。