
Portfolio Media Engine(Portfolio Enterpriseのみ)

Portfolio Media Engineは、新しいメディアプロッセッシングをもたらす追加モジュールです。カタログ内のファイルに対する、ウォーターマーキング(透かし画像処理)や拡張したファイルフォーマットに対する画像変換を実現します。
Portfolioでは、高品質なアセットを基として、Portfolio WebまたはNetPublishサイトを介して、品質をリサイズしたカスタマイズバージョンをオンデマンドで提供できるようにデザインされています。Media Engineを追加することによって、リサイズしたバージョンの生成とデリバリー処理を短縮する効果を得ることができます。
ボトルネックと判断されたNetPublishサイトや、アセットへのアクセス頻度の高いワークフローにおいて、処理低下を防ぐ目的でMedia Engineを追加します。Portfolio WebまたはNetPublishサイトでの、画像変換の処理能力を最大限に引き上げることができます。
注意)Media Engineを使用するためには、Portfolio Enterpriseのサブスクリプション契約が必要となります。
Media Engineに含まれる機能について
- 透かし画像の自動追加(アセットの保護)
Portfolio NetPublishサイトを介して、カタログ内のファイルを外部インターネットへ公開する際に、ウォーターマーキング機能(透かし画像処理)を実行することを設定可能とします。この処理を施すことによって、ダウンロードされるすべてのファイルに対してウォーターマークが自動的に入ります。 - 静止画フォーマット変換(Portfolio NetPublish)
Portfolio NetPublishサイトを介して、カタログ内のファイルをダウンロードする際に、ファイルフォーマット変換する機能を拡張します。標準機能では、「JPEG」への変換のみサポートしていますが、これを拡張して「JPEG」「TIFF」「PNG」「GIF」ファイルフォーマットへの変換を実現します。 - 静止画フォーマット変換(Portfolio Web)
Portfolio Webを介して、カタログ内の静止画ファイルを使用する際に、ファイルフォーマット変換する機能を拡張します。標準機能では、「TIFF」「JPEG」「DNG」をサポートしていますが、これを拡張して「PSD」「EPS」「PNG」「BMP」「GIF」「TGA」ファイルフォーマットへの変換を実現します。 - 動画フォーマット変換(Portfolio Web)
Portfolio Webを介して、カタログ内の動画ファイルを使用する際に、動画フォーマットを変換する機能を提供します。
高品質なデータを元にして、「AVI」「FLV」「MOV」「MP4」「MPG」ファイルフォーマットへの変換をオンデマンドで実現します。 - メディアスケーリング
Portfolioのメディアプロセッシングをリモートで処理することによって、負荷の高い NetPublishサイトや Portfolioの負荷を補強・分散することができます。
※負荷を請負い補強するコンピュータを別途用意する必要があります。
Portfolioは、高精細ビデオを処理して、Portfolio WebまたはNetPublishサイトで見ることができる、ショートプレビュークリップを提供します。
動画コレクションに追加された Media Engineは、これらのクリップの作成を高速化します。