この仕様は、最初にゲントワークグループによって設計されました。そして現在ISOへ引継がれ進行していますが、まだ公開されていないものです。標準化されているPDFファイルが、どのように作成されたのかを示したサンプルPDFファイルが、ゲントワークグループから用意されています。
作業順序(プロセッシングステップ)がPDFファイルのメタデータとしてレイヤーの属性が記述され、レイヤーの表示上の名前は、実際には関係がありません。
これは、標準に準拠しながらレイヤー名を、別の言語にローカライズすることができることを意味します。
異なるプロセッシングステップレイヤーに属するオブジェクトや、ファイル内でお互い影響し合う他のコンテンツをどのように扱うべきなのかの必要条件が存在します。これらはオーバープリント設定やオブジェクトのブレンドスペースとタイプなどが含まれています。
PitStopのこのバージョンには、この新しい標準規格をサポートする為の選択のためアクション、修正のためのアクション、そしてプリフライトチェックのためのアクションの3つの新しいアクションが含まれています。皆様に取り組みはじめていただけるよう、少数ですがアクションリストを含めました。
この標準規格は、まだ策定途中の段階にあり、まだ確立されていないことをご理解ください。但し、現状と策定結果との間にいくつかの追加があったとしても機能を調整することができます。また、追加機能として、次期バージョンのプリフライトプロファルも準備します。
私たちEnfocusでは、これがパッケージング、ラベルおよびラージフォーマット市場向けに新たな基準を作成するだけでなく、他の誰もが特別な仕上げやエフェクトを使用してPDFファイルを作成するのに非常に興味深く、重要なステップであると捉えています。ユーザーが標準機能としてテストを開始する機会を与えるために、今、このタイミングでこの機能を解放することを決めた理由です。これらの新しい機能を使用すると、実際の生産プロセス内での効果をテストして評価することができると考えています。近い将来、この基準が組み込まれたアプリケーションを目にすることができるでしょう。我々は、ソフトウェアアプリケーションやワークフローなどに組み込んでいきます。
この最新のPitStopのリリースでは、我々はいくつかの具体的なパッケージングのプリフライト機能を追加しましたが、これはEsko社製のアプリケーションで作成したPDFファイルに基づいています。Esko「ノーマライズド」PDFが作成されると、メタデータにオブジェクトの属性とインキの属性が含まれます。この2つの領域に焦点を当てたPitStopのアップデートでは、バーコードとインキです。我々は、Eskoメタデータを活用するためのいくつかの特定のアクションと、標準的なアクションリストを追加しました。バーコードやインキを確認するのに役立ちます。
特にバーコードは、他のラインアートと異なるものとして扱うことができませんでした。メタデータから作成されたマーカーとして特別扱いできることで、他の一般的なラインアートと差別化することができるため、とても利用価値の高いもと考えています。明らかに、Eskoで作成されたファイルに限定された機能ですが、Eskoユーザーのみならず、パッケージング市場に関わる方に使っていただけると考えています。