フォントの有効化と無効化
フォントの有効化
使用可能なフォントのことを有効フォントと呼び、フォントを使用可能にすることを有効化と呼びます。また、使用不可のフォントは無効化されています。
フォント管理ツールを使用する主な目的は、必要な時にフォントを使用可能にして、作業が完了したらそれらを使用不可にすることです。
フォントの有効化は手動でも自動でも行えます。手動の場合は永続的にも一時的にも有効化できます。自動の場合は一時的に有効化できます。
一時的に有効化されたフォントは、手動か自動で無効化するか、コンピューターをシャットダウンするかログオフするまで使用可能になります。
永続的に有効化されたフォントは、コンピューターを再起動するか再ログインすると再度有効化されます。
手動か自動か、一時的か永続的かに関わらず、有効化されたフォントはいつでも無効化できます。無効化されたフォントはコンピューターを再起動しても有効化されません。
有効化の操作
ツールバーの有効化ボタンの何れかをクリックしてフォントを有効化します。
A:ツールバーの有効化ボタン B:コレクションの有効化 C:有効化混在グループ
D:単一フォント有効化ボタン E:フォントファミリー有効化ボタン
クリックする箇所によって有効化されるものが決まります。
- ツールバーのアクティブ化ボタンをクリックして、選択したすべてのフォントをアクティブ化します。
- (プレビューまたはフォントリストで)単一のフォントの有効化ボタンをクリックして、そのフォントだけをアクティブ化します。
- 任意のフォントグループ(ファミリ、セット、またはライブラリ)の有効化ボタンをクリックして、グループのすべてのフォントを有効化します。
- ライブラリまたはセットの有効化ボタンは、コレクションパネルの行の左端にあります。コレクション内のすべてのフォントが無効化されている場合、有効化ボタンは表示されませんが、クリックすることはできます。
クリックする方法によって、フォントを有効化する方法が決まります。
- ツールバーの青色の有効化ボタン
をクリックして、選択したフォントを一時的に有効化します。
- ツールバーの緑色の有効化ボタン
をクリックして、選択したフォントを永続的に有効化します。
- 何もキーを押さずにフォントまたはライブラリの有効化ボタンをクリックして、フォントを一時的に有効化します。
有効化ボタンが青色に変わります。
- OPTIONキー(Mac)またはCTRLキー(Windows)を押しながら、フォントまたはグループの有効化ボタンをクリックして、フォントを永続的に有効化します。
アクティベーションボタンが緑色に変わります。
有効化混在グループ
灰色でドーナツ状のアイコンがグループの有効化ボタンとして表示されている場合、グループ内に有効化の状態が異なるフォントが含まれていることを意味します(一時的に有効化されているもの、永続的に有効化されているもの、無効化されているものがあります)。
- 有効化混合グループボタンをクリックして、グループ内のフォントを一時的に有効化します。
- OPTIONキー(Mac)またはCTRLキー(Windows)を押しながら、有効化混合グループボタンをクリックして、グループ内のフォントを永続的にアクティベートします。
無効化
- ツールバーの灰色の無効化ボタン
をクリックして、選択したフォントを無効化します。
- 青色または緑色の有効化ボタンを(何もキーを押さずに)クリックして、フォントを無効化します。
- 有効化混合グループボタンをクリックしてフォントグループを一時的に有効化し、もう一度クリックしてフォントを無効化します。
キーボードショートカット
- COMMAND + O(Mac)またはCTRL + O(Windows)を押して、選択したすべてのフォントを一時的に有効化します。
- COMMAND + OPTION + O(Mac)またはCTRL + ALT + O(Windows)を押して、選択したすべてのフォントを永続的に有効化します。
- COMMAND + K(Mac)またはCTRL + K(Windows)を押して、選択したすべてのフォントを無効化します。
メニューコマンド
- ファイル > 有効にするを選択して、選択したフォントを一時的に有効化します。
- OPTIONキー(Mac)またはCTRLキー(Windows)を押したまま、ファイル > 有効にするを選択して、選択したフォントを永続的に有効化します。
- ファイル > 無効にするを選択して、選択したフォントを無効化します。
ショートカットメニュー
- フォント、フォントグループ、または選択したフォントを右クリックし、ショートカットメニューから有効にするを選択して、フォントを一時的に有効化します。
- OPTIONキー(Mac)またはCTRLキー(Windows)を押したまま、フォント、フォントグループ、または選択したフォントを右クリックして、ショートカットメニューから有効にするを選択して、フォントを永続的に有効化します。
- フォント、フォントグループ、または選択したフォントを右クリックし、ショートカットメニューから無効にするを選択して、フォントを無効化します。
他のフォント有効化の方法
オートアクティベーション
オートアクティベーションの機能はSuitcase Fusionのオートアクティベーションプラグインと連動します。Adobeの複数のアプリケーションで動作するこのプラグインは、ドキュメントのフォントを特定してその情報を保存時に埋め込むための独自の技術を使用します。
また、フォントの情報が埋め込まれたドキュメントを開くと、このプラグインによって必要なフォントが自動的に有効化されます。
この機能は、Suitcase FusionやUniversal Type Serverを使用している担当者間でのドキュメントのやり取りに非常に便利です。それは、フォントの情報が埋め込まれたドキュメントであれば、異なる環境で開いても常に必要なフォントが自動的に有効化されるからです。
オートアクティベーションプラグインの詳細については、オートアクティベーションプラグインをご確認ください。
ドキュメントアクティベーション
トラッキングされているドキュメントをSuitcase Fusionの画面上でアイコンをダブルクリックして開くと、Suitcase Fusionはそのドキュメントに必要なフォントを有効化します。SketchやAdobe InDesignのようなオートアクティベーションプラグインがサポートしているアプリケーションでも、この方法はより早いです。Affinity Designerのようなオートアクティベーションプラグインがサポートしていないアプリケーションでは、この方法はプラグインと同じくらい効果的です。(この機能では必要なフォントを完全に特定できない場合があります。その場合、Suitcase Fusionはあなたのライブラリ内から最適なフォントを予測します。)
アプリケーションセット
特定のアプリケーションを起動した時に自動的に有効化されるフォントのセットを作成できます。
これは、社内文書に使用できるフォントが決められている場合や、表の作成にお気に入りのフォントがある場合などに便利です。
アプリケーションセットを作成するには:
- ファイル > 新規アプリケーションセットを選択します。
- セットを作成するアプリケーションを選択して、作成ボタンをクリックします。
- アプリケーションセットにフォントを追加します。
フォントパネル
フォントパネルはいくつかのAdobeアプリケーションのオートアクティベーションプラグインに含まれています。フォントパネルを使用すると、Suitcase Fusionを起動せずに各アプリケーションから直接Suitcase Fusionのライブラリを表示してフォントを選択して有効化できます。
フォントのグループをダイジェストとして保存して各アプリケーション間で共有できます。これによって使用頻度の高いフォントをすぐに表示して有効化して、通常のフォントメニューのように使用できます。
フォントパネルの詳細については、Extensis フォントパネルをご確認ください。